ドラ1から戦力外経験 “苦労人”中日・赤坂 プロ8年目の初安打

[ 2015年7月12日 05:30 ]

<中・広>お立ち台で笑顔の(左から)八木、赤坂、荒木

セ・リーグ 中日2-0広島

(7月11日 ナゴヤD)
 苦労人の一打がチームに白星を運んだ。6回無死、代打でプロ初打席に立った中日・赤坂が、ジョンソンからプロ初安打となる中前打。犠打で二塁へ進むと、荒木の二塁打で先制のホームを踏んだ。

 「今、ここに立っているのが夢みたい。8年間も実績ゼロの選手と契約してくれたドラゴンズに感謝したいです」とお立ち台で感無量の表情を浮かべた。

 07年高校生ドラフト1位で投手として入団。しかし、1軍登板は08年6月1日の西武戦(西武ドーム)の1イニングだけに終わった。10年オフに戦力外通告を受けたが、打力を買われ野手として育成契約。昨年再び支配下登録を勝ち取った。「支えてくれた嫁さんや家族、お世話になった人のおかげです」。2打数2安打1盗塁の活躍でもらった記念のボールは、支配下登録が決まった昨年7月13日にプロポーズし、12月に結婚した愛妻に贈る。

 ▼中日・八木(6回3安打無失点で2勝目。広島戦は計23回1/31失点)どこでもあまり変わらないけど、相手に合わせないで今まで通りの感覚で投げた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月12日のニュース