自己最悪7四死球…“大荒れ”阪神・藤浪 連勝6でストップ

[ 2015年7月12日 05:30 ]

<巨・神>6回、長野に右前適時打を打たれ天を仰ぐ藤浪

セ・リーグ 阪神2-11巨人

(7月11日 東京D)
 阪神・藤浪は唇をかみしめ、うつむきながらベンチへと下がった。5回2/3で自己ワーストを更新する7四死球を与え、自己ワーストタイの7失点。6回途中でKOされ、自身の連勝は6で止まった。5月8日の広島戦(甲子園)以来、約2カ月ぶりの黒星に「修正点をつかめないまま、バタバタしてしまった。最低限の仕事も果たせなかった」とうなだれた。

 試合前のブルペンから調子は「相当悪かった」という。生命線である直球がことごとく甘く入り、痛打を食らった。3回は暴投で失点。5回2死満塁では、抜け球の151キロで村田に押し出し死球を与え、6回2死満塁で長野に外角高め154キロを右前にはじき返された。連勝中に見せた安定感が影を潜めた右腕について、中西投手コーチも「フォーム的にもちょっとね。バランスが悪かった」と首をかしげた。

 チームは首位・巨人に2連敗。ゲーム差は2・5に広がり、東京ドームでは6連敗となった。「しっかり反省して次につなげたい」と誓った藤浪の活躍はチームの巻き返しに欠かせない。

 ▼阪神・和田監督(球宴までの)一戦一戦残り3つを取るという気持ち。今年は何度も踏みとどまってきた。このカードの流れは悪いけど、そこを断ち切らないといけない。

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2015年7月12日のニュース