日本ハム・メンドーサ 家族前に完璧投球!「子どもの存在大きい」

[ 2015年7月12日 17:10 ]

<日・西>日本ハムの先発・メンドーサ

パ・リーグ 日本ハム10―0西武

(7月12日 札幌D)
 日本ハムのメンドーサが西武打線を沈黙させて今季5勝目を手にした。

 メンドーサは序盤の3回をパーフェクトに抑える文字通り完璧な立ち上がり。4回の先頭打者である秋山に初安打を許したが、その後も西武打線から凡打の山を築き、7回3安打無失点でマウンドを降りた。

 前日11日に観客動員100万人を突破し、この日も満員御礼となった札幌ドーム。ファンから大きな歓声を受けてお立ち台に登場したメンドーサの手の中には5月に生まれた第1子となる長男のマルセロ君、そしてその傍らにはモニカ夫人と義理の両親の姿があった。

 家族総出でのヒーローインタビュー。「序盤から調子がよく、全球種コントロールができていた。家族の前で素晴らしい投球ができて幸せ」と陽気なメキシカンはこの日の102球を振り返り、笑顔を振りまいた。

 ここ登板4試合連続で序盤の3回を無失点と波に乗っているが、「状態はいい。毎試合変わらずに同じ意気込みで臨んでいる」とその舌も実に滑らか。しかし、好調の要因は自身の心構えではないようだ。「マルセロの存在が大きい。この子がモチベーションになっているよ」。そうコメントする新米パパの目尻は下がりっぱなしだった。

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2015年7月12日のニュース