県岐阜商・高橋また登板せず「フォーム崩れている。次は投げたい」

[ 2015年7月12日 11:50 ]

先発の村居(右)をねぎらう県岐阜商の高橋。撮影:尾関雄一朗

第97回全国高校野球選手権・岐阜大会3回戦 県岐阜商5―4関商工

(7月12日 大垣市北公園)
 今秋ドラフト1位候補の最速152キロ右腕・高橋純平投手(3年)を擁する県岐阜商は12日、昨秋県大会4強の関商工と対戦。一時は3点リードしたものの9回に追いつかれ、延長10回にサヨナラ勝ちした。延長までもつれ込む展開となったが、高橋は初戦の2回戦・本巣松陽戦(5日)に続き出番がなかった。

 県岐阜商は2回に7番・山田の一塁内野安打に失策が絡んで1点先制し、4回にも8番・大野が中前に適時打を放ち1点追加。5回に1点差に迫られたが、6回、7回に1点ずつ加えリードを3点に。8回にパスボールなどで2点、9回には適時打で同点に追いつかれ試合は延長に。10回裏に3番・竹腰が右二塁打で出塁。4番・松田の犠打が野選となり無死一、三塁とした場面で関商工・中根の暴投で1点奪いサヨナラ勝ち。初戦と同じく、村居から岩井へ継投した。

 高橋は6月14日の奈良大付戦との練習試合で6回を投げて以来対外試合から遠ざかっており、5日の本巣松陽戦では左足を引きずるようなしぐさがあったと指摘するスカウトもいた。

 小川信和監督は「元々調子が良くないので、次週に間に合うように調整させたい」と不調であることを認め、高橋自身も「(良くないのは)全体のバランスです。(体も技術も)どっちも含めてフォームが崩れている。崩れているバランスを整えて、次は投げられるようにしたい」と話した。

 東海地区在住で高橋を追い続けているライター・尾関雄一朗さんは「脚の状態が良くないという話もあったが、スタンドへ向かう時もゆっくり走って、足をいたわっているようだった。ただ、先週に比べて今週は少し吹っ切れたのか明るく振る舞っているように見えた」と話した。

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2015年7月12日のニュース