有原プロ最短2回5失点KOも…ハム執念の8人継投で逆転勝利

[ 2015年7月11日 18:50 ]

<日・西>2回2死満塁、浅村に右越え満塁本塁打を打たれる有原

パ・リーグ 日本ハム8―7西武

(7月11日 札幌D)
 日本ハムはドラフト1位の有原が11日の西武戦に登板。プロ最短となる2回5失点KOでマウンドを降りたが、打線が奮起し逆転、8人継投と総力戦で勝利した。

 有原は序盤からボール先行の苦しい投球。先制点を援護してもらった直後の2回、2つの四球と安打で2死満塁に。2番栗山に押し出し死球を与えて同点を許した。続く3番秋山にも3ボール1ストライクとカウントを悪くし、ストライクを取りにいった直球を狙い撃ちされ満塁弾を浴びた。

 有原は2回で59球を要し2安打5四死球で5失点と散々な内容。この回で栗山監督に降板を告げられた。6月26日の西武戦(西武プリンス)でも5回6失点。2戦連続の大量失点で西武に苦手意識が出来てしまった。

 4点のビハインドを負った打線は3回、5番近藤のバックスクリーンへ運ぶ4号3ランで1点差に。4回には2死から2番中島の中安打で同点、3番田中の右安打で一気に逆転した。続く4番中田の打席で暴投から1点追加。6回には中島の適時打で加点した。

 栗山監督は有原降板後に白村、谷元、宮西、石井、クロッタ、鍵谷、増井と9イニングで計8投手をつぎ込み総力戦で勝利をものにした。

 西武は5―8の7回、森の2点適時打で1点差と迫るもあと1点が届かなかった。先発の十亀は大量の援護点を守れず3回2/3を8安打7失点で4敗目を喫した。秋山は4回に遊撃への内野安打を放ち歴代4位タイとなる30試合連続安打を記録。高橋慶彦(広島)が持つプロ野球記録33試合にあと3に迫った。その後も中安打、左安打と猛打賞の活躍で一人気を吐いた。

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