ヤク館山 1019日ぶり勝った!6回1失点、今季2度目登板で完全復活

[ 2015年7月11日 20:44 ]

<ヤ・D>6回を1安打1失点に抑えた館山

セ・リーグ ヤクルト5―1DeNA

(7月11日 神宮)
 3度の右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)からカムバックしたヤクルトの館山昌平投手(34)がDeNA戦に先発し、80球を投げて6回1安打1失点で1019日ぶりの白星を手にした。

 不屈の右腕が今季2度目の登板で完全復活を遂げた。館山は初回に筒香に右前タイムリーを浴び1点を失ったものの、許した安打はこの1本のみ。最速147キロのストレートと切れのある変化球を武器に、2回から6回まで四球による2人の走者を出しただけで無安打に抑えた。

 814日ぶりの登板となった前回6月28日の巨人戦は99球を投げ、5回途中4失点で勝敗は付かず。今季初勝利は12年9月25日の阪神戦(神宮)以来、3年ぶりだった。昨年4月に3度目の再建手術を受けるなど、これまで受けた手術は実に7度。体には151針の痕が残る。それだけに故障という自らとの闘いをも乗り越えた勝利だった。

 打線は1点を追う4回に2四球と4長短打で4点を奪い逆転。5回にも1点を追加し、館山を援護した。チームはDeNAに連勝で2位に浮上した。

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