ユニバ金へ光明!創価大・田中、7連続含む8Kで4回“完全”

[ 2015年6月29日 21:17 ]

<侍ジャパン大学日本代表・NPB選抜>3回から登板し、4回無安打無失点8奪三振と好投した大学日本代表・田中

ユニバーシアード日本代表壮行試合 大学日本代表2―3NPB選抜

(6月29日 神宮)
 試合には敗れたが、エース田中正義(創価大3年)がプロの打者を圧倒。侍ジャパン大学日本代表が悲願のユニバーシアード金メダル獲得へ大きな手応えを得た。

 0―2の3回から2番手で登板した田中は「緊張した」といいながら、前の打席で2ランを放っている山川穂(西武)を152キロの速球で左飛に打ち取る。続く武田(オリックス)の初球に153キロを計測するなど3球ストレートを続けて見逃し三振。石川貢(西武)はフォークで空振り三振に仕留めた。

 続く4回は岡本(巨人)、谷内(ヤクルト)、清水(日本ハム)を3者連続三振。6回も大嶺翔(ロッテ)、岸里(日本ハム)と2者連続で空振り三振。和田(巨人)は右飛で連続三振は7で途切れたが、6回にも武田から見逃し三振に奪い計8奪三振。結局、4回を投げて1人の走者も許さないパーフェクトピッチングだった。

 打っては3番・左翼で出場した吉田正尚(青山学院大4年)が西武のドラフト1位・高橋光成から右中間へソロ本塁打を放ち、守備でも好守を連発するなど存在感を発揮した。

 7月3日に開幕する夏季ユニバーシアード(韓国・光州)に向け、田中は「これまで日本は金メダルを取っていないので、優勝に貢献できるように頑張ります」と表情を引き締めていた。

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