藤浪、両リーグ最速100K!自身初の5連勝で虎6連勝堅首

[ 2015年6月29日 05:30 ]

<神・D>ファンの子供とハイタッチする藤浪

セ・リーグ 阪神6―2DeNA

(6月28日 甲子園)
 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が28日、DeNA戦(甲子園)に先発し7回2失点でチームトップの6勝目。自己最長となる5連勝でチームを6連勝に導いた。8三振を奪い、セ・パ両リーグ最速で100奪三振にも到達。高卒初年度から3年連続の100Kは、田中将大(当時楽天)以来、球団では江夏豊以来となった。2位・巨人とのゲーム差も2に広げ、首位固めの一翼を担った。
【試合結果】

 先発としての役割は果たした。それでも、心の底から喜べない。求められているのは、エースとしての投球。それを自覚しているからだ。

 「球数的にも(最後まで)いけた。7回を3人で終われていれば完投できたと思う。完投すべき試合だったと思います」

 不完全燃焼の6勝目。試合後は反省の弁がこぼれた。ただ本調子でない状態でも試合は作った。悪いなりに―。そこに3年目の進化が凝縮されている。

 「何とかゲームを崩さない投球を心がけています。点を取ってもらったら、追い越されないことを意識しています」

 言葉通りの粘投を展開した。2点リードの5回に四球と3安打で同点とされたが、再び1点リードした6回2死二塁では気合十分。内角への153キロ直球で代打・下園を3球三振に仕留めると、右手でグラブを叩いてほえた。「きょう良かったのは、あの1球くらい。ああいう球を増やしていけるようにしたい」。5回以外は要所を締め、自身初の5連勝をマークしチームも自身の登板試合は7連勝。これも、エースの働きと言えよう。

 「三振はアウトの手段でしかないですが、1つの数字として、今後も狙える場面では狙えたら」

 5回無死一塁、三浦をスリーバント失敗(記録は三振)に仕留め3年連続でシーズン100奪三振に到達した。阪神では10年連続(67年~76年)で記録した江夏豊に続く快挙。チーム試合数はこの日で70試合目で73試合を残す。このペースを維持すれば200奪三振に加えタイトルも視界に入ってくる。投球回数も99回2/3とし自身15試合目となる次回登板での100イニング突破も確実。3年目で自己最速ペースだ。

 今季、飛躍的に伸びた投球回数と奪三振数。原動力がある。自動車にガソリンが必要なように、人にも「油」が必要。体脂肪だ。実はアマチュア時代8%前後だった体脂肪率を13%前後まで増やしている。「先発投手には体脂肪も必要なので増やしています。スタミナ面に直結するので。野手は必要ないですが投手には必要なものですから」。内側から肉体改造し体重も開幕以来92キロ前後を維持。投球だけでなく、肉体も3年目の進化を遂げている。

 高校時代から就寝時にはエアコンを付けないなど、梅雨どきの体調管理も万全。次回登板からは得意とする夏戦線に臨む。「できるだけ負けない投球を心がけていきたい」。お立ち台の「誓い」を、有言実行する。(惟任 貴信)

 ≪不敗神話を更新中≫藤浪(神)が6勝目。5月14日ヤクルト戦から自身初の5連勝で、この間登板した7試合にチームは全勝。藤浪は日曜日の甲子園で今季4戦2勝。プロ入りから無傷の6連勝(10試合)と不敗神話を更新中だ。

 ≪史上6人目≫この日8奪三振で今季103個とし、新人から3年連続100奪三振を達成。ドラフト制以降の高卒入団投手で新人から3年以上連続は、鈴木(近鉄)森安(東映)江夏(神・南)松坂(西武)田中(楽天)藤浪(阪神)の6人目。到達イニング数は13年109回1/3、14年99回1/3、15年97回と年々早くなっている。

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