メッセ開幕投手譲らん!藤浪名乗りに「ボクがこの国去るまで待て」

[ 2015年2月15日 07:48 ]

ファンからもらったチョコレートを手ににっこりのメッセンジャー

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が宜野座キャンプ第3クール4日目の14日、今季開幕投手の座を狙うことをあらためて宣言した。チーム内では3年目を迎えた藤浪晋太郎投手(20)も名乗りを上げているが、後輩に譲る気は皆無だ。15日には、両者が紅白戦で今春初の実戦登板。熱い火花が散りそうだ。

 公開インタビューで宣言した。話題が藤浪が開幕投手に立候補していることに及ぶと、メッセンジャーが語気を強め、シャットアウトした。

 「ボクがこの国を去るまで待ってなさい! (日本から)帰ったらどうぞ!」

 一歩も譲る気はなかった。表情は柔らかながら、言葉は気持ちいいほどの強さを帯びて、宜野座ドームの横で響いた。「もちろん自分が投げるべき。そこを目指して頑張っている人にはチャレンジしてほしいけど。自分であるべきだと思う」。

 昨季は13勝10敗、防御率3・20、226奪三振で、セ・リーグ最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得。投球回208回1/3もダントツだった。開幕投手こそ能見に譲ったが、9勝13敗だった左腕と成績を比較すれば、間違いなくチームの柱はメッセンジャーと言えた。13年は開幕投手を任され、チームを勝利に導いた。今季開幕戦、3月27日の中日戦(京セラドーム)で先発するという決然たる名乗りは、自信と経験があるからこそだ。

 一方の藤浪は、あくまで挑戦者の姿勢を崩さなかった。「ランディはそう言うでしょうね。もちろん、それだけの成績を残している方。去年の成績を言うとメッセでしょうけど。取れる、取れないは別として、そういう気持ちでやっていくということです」。中西投手コーチは「3月に入ったら、すぐ分かる」と言った。“候補”は、着実に絞られ始めている。

 最有力たるメッセンジャーは「昨年の数字を超えたい。防御率、三振、勝ち星。すべてにおいて昨年の数字を超えたい」と言い切り、投手最高の栄誉・沢村賞も狙う意気込みだ。「先発投手である以上、狙いたい。いただけるなら光栄」と言葉に力を込めた。

 この日はブルペン入りはしなかったが、調整は極めて順調だ。15日の紅白戦では紅組の2番手で1イニングを投げる。

 「ファンのために、自分がしっかり投げられるところを見せたい。まだ2月15日だからね。結果は関係ない。ファンのために投げたいと思う」。そして、シーズンを見据えて力強く言った。「必ずリーグ優勝をしたい。全力で自分の仕事を全うしたい」。一年最初の仕事はチームに開幕星をもたらすこと――。猛虎史に残る投の最強助っ人は、そう心に決めていた。

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