山崎康 フォークみたいなツーシームで大谷K斬り

[ 2015年2月15日 05:30 ]

<日・D>練習試合に先発した山崎康

練習試合 DeNA3―6日本ハム

(2月14日 名護)
 しっかりと気持ちを切り替えた。初回。2死三塁から4番・中田にこの日最速となる146キロを右翼席に運ばれた直後の大谷との対決。山崎康は2ボール2ストライクから、まるでフォークのような落差のあるツーシームで空振り三振を奪った。ズルズルと傷口を広げない。そこが並の新人とは、ひと味違った。

 「悪くはなかったと思います。スイングも崩せていたので。(中田に)プロの洗礼を浴びましたが、次はリベンジしたいですね」。2、3回はいずれも3者凡退に仕留め、3回2失点にまとめた。2回には得意のナックルボールで岡から見逃し三振を奪った。使い手が少ないだけにナックルボールに注目が集まるが、実は最も自信があるのはツーシーム。大谷は「タイミングを抜かれました」と素直に脱帽した。

 キャンプでは常に実戦を想定して投球を行ってきた。中でもツーシームは投手不利のカウントからでも投げられるように「カウント2ボールから左打者の外角低めにいきます」などと細かく状況を設定。新人らしからぬ練習法で他球団のスコアラーを驚かせた。そして練習試合とはいえ、今季初の対外試合で「開幕投手」を任された。昨年11月7日に仮契約した際には「分かっていても打たれない球を投げたい」と話したが、亜大時代に東浜(ソフトバンク)、九里(広島)の両先輩から学んだツーシームは、まさにそんな球となった。

 中畑監督は「ツーシームに相当、自信を持っているね。安心してマウンドに送り出せる」と高く評価した。現時点で先発陣は久保、山口、モスコーソ、井納の4人が確定。山崎康は残り2枠を三浦、三嶋、高崎らと争う。ドラフト1位右腕は「大谷斬り」で目標の開幕ローテーション入りに向け、一歩前進した。

 ◆山崎 康晃(やまさき・やすあき)1992年(平4)10月2日、東京都生まれの22歳。尾久八幡中ではKボールの西日暮里グライティーズに所属。帝京では2年春からベンチ入りし、甲子園には2年夏、3年春に出場した。亜大では1年春から登板し、リーグ戦通算15勝6敗、防御率1・95。1メートル77、83キロ。右投げ右打ち。

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