大谷にダル超え指令 栗山監督課したノルマ13勝以上

[ 2014年7月25日 05:30 ]

大阪から仙台への移動便に乗り込む大谷(中央)

 ダルを超え、最多勝をつかめ。日本ハムの栗山英樹監督(53)が24日、大谷翔平投手(20)に元エースのダルビッシュ有投手(27=現レンジャーズ)が入団2年目にマークした12勝を超えることを厳命した。現在、7連勝中でリーグトップと2勝差の9勝を挙げており、最多勝のタイトルにも期待を寄せた。大谷は、26日の楽天戦(コボスタ宮城)で後半戦初登板する。

 二刀流の怪物に求めるものは限りなく高かった。大谷は26日楽天戦で10勝目を懸けて後半戦初登板。勝てば高卒2年目での2桁勝利と自身8連勝を飾り、いずれも球団では06年のダルビッシュ以来となる。それでも栗山監督は「節目でも何でもない」と一蹴。さらにダルビッシュが大谷と同じ高卒2年目に12勝だったことに触れ「それ(12勝)を超えてくれないといけない」と13勝以上を最低ノルマに掲げた。

 9勝はリーグトップのオリックス・西に2勝差まで迫っている。既にエース級の働きだが、栗山監督は「全然。まだ(期待の)50%もいっていない。チームの軸になってほしいけどね」という。厳しい理由は大谷の潜在能力の高さを認めているからこそ。「ダル超え」の13勝どころか、このまま連勝を続け、ダルビッシュが日本ハム時代に獲得していない最多勝のタイトル奪取を期待する。

 この日、大阪から仙台に空路で移動した大谷は「一勝一勝しっかりできればいい」と抱負を語った。ダルビッシュは憧れの存在。しかも、同じ長身の右腕であり「いい動きを参考にするのが、一番の近道」と実際に映像を見て、投球フォームを参考にしていることを明かした。19日の球宴第2戦(甲子園)では自身最速で、日本球界最速タイの162キロをマーク。記録更新の期待もかかるが「全部、全力だと持たないので考えながらやりたい。しっかり打者と勝負したい」と言った。直球を投げ続けた球宴とは違い、スライダー、フォークなどの変化球を交えて勝つための投球をする。

 打率・291、5本塁打。打者としても貴重な戦力のため、首脳陣は後半戦でも大谷を中6日で回しながら、登板しないカードでは打者として出場させる方針だ。予定通りにいけば、後半戦は全て土曜日の登板。「サタデー翔平」は残り10試合に投げられ、全て勝てば19勝に達する。対戦する楽天は星野監督が復帰するが、大谷は「意識してもしようがない。やれることをやるだけ」と自然体で剛速球を投げ込む。

 ▽ダルビッシュの2年目 06年で5月途中まで2勝5敗も、同月30日の巨人戦からは10連勝をマーク。トータル12勝5敗の成績で2年目を終え、チームのレギュラーシーズン勝率1位に貢献した。その後、ソフトバンクとのプレーオフでも完投勝利を挙げ、リーグVに貢献。中日とのシリーズでも第5戦で勝利投手となり、日本一の胴上げ投手となった。

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