井納“DeNA初”の2ケタ勝利!アクシデントも続投直訴

[ 2014年7月25日 22:44 ]

<ヤ・D>二桁勝利のDeNA先発・井納(右)は中畑監督に祝福され笑顔

セ・リーグ DeNA3―2ヤクルト

(7月25日 神宮)
 最後はヒヤヒヤだった。1点差に迫られ、なおも2死二、三塁。DeNA・井納はベンチでバレンティンの捕邪飛を見届けると、ホッとした表情でナインを出迎えた。リーグ最速の10勝目。自身初となる2ケタ勝利は「DeNA」投手としても初となった。

 「すべて監督や野手、リリーフの皆さん、ファンのおかげ。これからもチームが勝てるよう頑張ります」。試合後、口元を緩めながら、井納は周囲への感謝を口にした。
 
 この日は苦しい投球だった。6回を7安打1失点。3回に先制を許すなど、4回以外は毎回走者を背負った。6回には2死一、三塁とされたところで、足を痛めて一時ベンチに下がって治療を受けるアクシデントにも見舞われた。それでも「自分でピンチにしてしまったので、しっかり抑えようと」と続投を直訴。この回を無失点で切り抜け降板した。

 ケガの状態については「大丈夫です。心配かけてすいません」と井納。“エース”と呼ばれることは「まだ1年間しっかり投げていないので」と拒否しつつも「自分が投げるところは勝つよう一球入魂で頑張ります」と、チーム浮上を“大黒柱”として支える自覚は十分だった。

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2014年7月25日のニュース