大分創部62年目で初甲子園 エース佐野が10回V打

[ 2014年7月25日 05:30 ]

<大分・明豊>延長10回2死一塁、最後の打者を三振に仕留めた大分の152キロ右腕・佐野は、絶叫しながら捕手・今川と抱き合う

大分大会決勝 大分6―5明豊

(7月24日 別大興産スタジアム)
  創部62年で初めての甲子園をつかんだ。3―5の9回表2死走者なしから3連打で同点。延長10回にエースで4番・佐野の適時打で勝ち越し、悲願の甲子園切符をつかんだ。

 佐野は前日23日の準決勝・杵築戦で右手親指を痛め、最速152キロをマークしたこともある直球も139キロと不本意だった。ただ、西武、巨人のスカウトが視察した試合で「自分の評価はどうでもいい」と勝利にこだわる10回115球の「省エネ投法」で連投をクリア。佐野徹監督は「諦めず立派でした」と選手をねぎらい、主将の井上は「監督を必ず甲子園へという夢がかなってよかった。目標は日本一」と胸を張った。

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2014年7月25日のニュース