鹿屋中央も初　大隈半島から初の夏切符つかんだ

＜神村学園・鹿屋中央＞両手を突き上げた七島を中心に歓喜の輪をつくる鹿屋中央ナイン

鹿児島大会決勝 鹿屋中央３―１神村学園

（7月24日 県立鴨池）
　延長１０回、熱投１４５球目。エース左腕・七島は最後の打者を左飛に仕留めると、両手を突き上げて雄叫びを上げた。大隅半島からは初の夏の甲子園。歓喜の輪で「自分の力を全て出しきった。絶対に自分でゲームを決めるつもりだった」と声を弾ませた。

　１―１の１０回では先頭打者で左中間を破る二塁打。１死二、三塁とし、徳重の中前打で決勝のホームを踏んだ。その裏を３人で抑え、山本信也監督も「全て七島の意地がチームを支えた」と感謝した。直球の球速は、入学時の１１８キロから１４０キロまでアップ。「初出場らしくはつらつとしたプレーで沸かせたい」と大舞台に思いをはせていた。

　▼亀山努氏（鹿屋中央ＯＢ。元阪神外野手）めちゃくちゃうれしいです！今から寄付集めに走ります。いい準備をして、思い切り躍動してほしいです。