中田浩2ラン&完投!大宮東も16年ぶり4強

[ 2014年7月25日 05:30 ]

<大宮東・蕨>4回2死一塁、大宮東・中田浩が蕨・高野と対戦し、ニゴロに抑える

埼玉大会準々決勝 大宮東6―4蕨

(7月24日 市営大宮)
 大宮東のエース・中田浩は最後の打者を投ゴロに仕留めると、左拳を握った。98年以来16年ぶりの4強進出。「冬は1日10キロ走ってスタミナを強化した。自信を持って投げた」と7安打4失点完投勝利に胸を張った。

 機動力野球を掲げる蕨に3盗塁を許したが、お返しとばかりに、けん制で3度刺した。「走ってくることは分かっていたので」とセットポジションでは球を長く持つなど工夫も凝らした。1点差に迫られた7回無死一塁の打席では、内角直球を右翼席に運ぶ貴重な2ランを放ち「投球でリズムに乗れていなかったので打撃で返したいと思っていた」と振り返った。

 夏は90年以来遠ざかっている甲子園。今夏は浦和学院など強豪私学が敗退しており、公立校にもチャンスはある。昨秋から指揮を執る河西竜太監督は「自分たちの野球を貫く」と頂点へ意欲を見せた。

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2014年7月25日のニュース