2戦連発の中田 大谷の一発にしびれた「芸術的でうらやましい」

[ 2014年3月5日 05:30 ]

<日・巨>5回1死、左越えソロを放つ中田
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オープン戦 日本ハム10―4巨人

(3月4日 札幌D)
 「柔」が大谷なら、日本ハム・中田は間違いなく「剛」だ。5回の第3打席。その初球。スローカーブを待っていた。左足を大きく上げて我慢し、引きつけるだけ引きつける。アーチストらしい滞空時間の長い打球を左翼席中段へ運んだ。

 「変化球狙いに切り替え、しっかり狙った球を一球で仕留めることができた」。それまでの打席は直球に狙いを絞りながら、緩い球を振らされていた。

 先月23日のDeNA戦(名護)に続くオープン戦2戦連発で、初のONアベック弾。「シーズンに入ってるならうれしいけど、まだオープン戦だから」と淡々と振り返ったが、大谷の逆方向への一撃には「芸術的でうらやましい。年は下でも見習わないといけない点はいくつもある」と称えた。

 1メートル83、100キロの巨体は腕回りで4センチ、胸囲は5~6センチも太くなったという。パワー全開。「まだ課題を見つけてやっている段階。下半身に粘りが足りないね」。7年目を迎えた中田はさらに凄みを増している。

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