オリックス ドラ1、2コンビが好投 開幕1軍見えた

[ 2014年3月5日 05:30 ]

<オ・D>高山コーチ(右)とガッチリ握手をする吉田一

オープン戦 オリックス3―5DeNA

(3月4日 京セラD)
 オリックス期待の即戦力ルーキー2人が、4日のDeNA戦で本拠地&対外試合デビューを飾り、ともに1回無失点の好発進を切った。

 4回から登板し自己採点を「65点」にした吉田一が最も手応えを得た球は多村を遊ゴロに打ち取った直球だ。142キロを計測した最速の1球でもあった。「フルカウントから低めに投げることができた。それが自分の生命線なので突き詰めたい」。16球で変化球は3球。2死一塁では黒羽根を直球だけで追い込み、カーブで見逃し三振を奪うなど実力の片りんを十分に感じさせた。

 キャンプ序盤は右肩不安を抱えながら「遅れたという感覚はない」と言い切った。「このマウンドが本拠地になる。ここから始まる。開幕ローテを目指していきたい」。当面の目標に下方修正はなかった。

 東明の自己採点は「60点」だった。吉田一の後を受け5回からマウンドに。石川をフォークボール、梶谷を直球で空振りさせた2奪三振を含む完璧な内容。147キロを計測し投げ込むテンポの速さも際立った。「やってきたことを出したかった。うまくいくとは思っていなかったので自分が一番驚いている」。声が弾んだ。

 試合後の森脇監督は報道陣に向けて「どうですか?うちのドラフト1位と2位は?」と目尻を下げた。起用法に関しては「まだまだ見ていく」とし、次回からはイニングを伸ばす考えも示唆。開幕メンバー入りにも「順調にいけば…」と期待を寄せた。故障者の続いていたチームにやっと明るい材料が出た。

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2014年3月5日のニュース