上原 新球カットボール投げた「制球がまだまだ」

[ 2014年3月5日 05:30 ]

<パイレーツ・レッドソックス>4回に登板し、1回を三者凡退に抑え、ベンチでタッチを交わすレッドソックス・上原

オープン戦 レッドソックス6―7パイレーツ

(3月3日 プラデントン)
 昨季レッドソックスの抑えとしてチームをワールドシリーズ制覇に導いた上原が、オープン戦初登板。世界一となった昨年10月30日のワールドシリーズ第6戦以来の実戦だったが、1回を完璧に抑えて貫禄を見せた。

 1―6の4回から3番手として登板。3回に4得点と爆発したパイレーツ打線を、習得中のカットボールも試しながら2三振を含む3者凡退。わずか14球で退けた。「最初はどうなるかと思ったが、いざマウンドに立つとしっかり投げられた。カットは制球がまだまだ」と話したが、ジョン・ファレル監督は「4、5カ月休んでも元の状態に戻っている」と安心した様子だ。

 首脳陣は昨季ポストシーズンを含めて86試合に登板した上原の登板過多を危惧している。過去にポストシーズンを含め83試合に登板し、04年ワールドシリーズの胴上げ投手になった守護神フォークが、翌年に膝の痛みから不調に陥ったこともある。「(去年の疲れが)めちゃくちゃ残っています」という上原のオープン戦登板回数を、昨季の10試合から6、7試合に減らす方針だ。さらに同じア・リーグ相手には投げさせず、ワールドシリーズ連覇へ万全を期す。今年4月に39歳となる上原は「1年間ケガをしないこと」とフル回転を宣言した。

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2014年3月5日のニュース