仁志氏「母校に堂々と行ける」 元プロ225人が学生指導資格回復 

[ 2014年3月5日 05:30 ]

 プロ野球経験者が研修を受けて高校、大学の指導資格を回復できるようになった新制度で、日本学生野球協会は4日、資格審査委員会で適性審査を行い、元プロ225人の学生野球資格の回復を認定した。1月に第1号の208人が認められており、昨年7月に施行された制度の初年度は資格回復者が計433人となった。これまで元プロは中学、高校などで教諭歴2年を経なければ学生野球の指導は認められていなかったが、新制度ではプロ、アマ双方の研修を受講するだけになり、大幅に緩和された。

 巨人、横浜(現DeNA)などで活躍した仁志敏久氏は「学生に指導できる道が開けたことは良かった。野球に携わりながら年をとるのは、野球人には重要なこと」と話した。同氏は4月から筑波大で「体育学」を学ぶ予定で「後々の指導に生かせるように研究内容はこれから考えていきたい」という。母校の常総学院(茨城)、早大の指導に関しては「堂々と行けるようになる」としながらも、元プロの指導者が増えていく上で学生側を尊重することの必要性を感じていた。

続きを表示

2014年3月5日のニュース