延岡学園で暴行、2年生が1年生の鼻骨折る 昨夏の甲子園準優勝

[ 2014年1月23日 14:26 ]

 昨年夏、甲子園の全国高校野球選手権大会で準優勝した延岡学園高(宮崎県延岡市)野球部で昨年10月、2年生部員(17)が1年生部員(16)に暴行し、鼻の骨を折るけがを負わせたことが23日、学校への取材で分かった。日本高野連は野球部を厳重注意処分にした。

 学校によると、昨年10月上旬、野球部の室内練習場で練習中、2年生が1年生の後頭部をバットのグリップで複数回たたき、体を押し倒すなどの暴行をした。同18日に暴行を受けた1年生の保護者から学校側に相談があり発覚した。

 暴行した2年生は学校側に対し「あいさつが悪かったので指導したが、ふてくされた態度を取ったのでかっとなった」と話し、反省しているという。

 延岡署は昨年11月20日、傷害容疑で2年生部員を書類送検し、宮崎地検が同29日に家裁送致した。暴行を受けた1年生部員は転校している。

 佐々木博之教頭は「被害者に対して申し訳ない。二度と同じことが起こらないよう野球部の指導者に話をした」と語った。

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2014年1月23日のニュース