ヤクルト1位・杉浦が開幕投手 2・22OP戦、対楽天 新人積極起用

[ 2014年1月23日 09:35 ]

ヤクルト新人合同自主トレでノックを受ける杉浦

 ヤクルトのドラフト1位ルーキー・杉浦稔大投手(21=国学院大)が、オープン戦初戦となる2月22日の楽天戦(浦添)で対外試合デビューする。22日、都内の球団事務所でスタッフ会議が開かれ、沖縄・浦添の1軍キャンプスタートが正式決定。小川監督は「去年の小川や石山の例もある。ヤクルトは新人が(1軍で)出られる環境にあるし、期待は大きい」と新人を積極起用する方針を示した。

 すでに新人を含めた1軍投手陣は、実戦登板のスケジュールが組まれており、杉浦は第2クール終盤のフリー打撃登板から紅白戦を経て22日に向かう予定だ。デビュー戦が昨年の日本一チームというところに、背番号18への期待が表れている。

 午前中には、首脳陣が視察する神宮室内のブルペンで捕手を立たせて50球の投球練習。「(視察を)意識したけど、いい感じのボールが行っていた。先発ローテーション入りが目標」。その目標の第一歩が2・22楽天戦であり、さらに先には小川に続く新人王という大目標もある。同一球団から先発投手の2年連続新人王となれば、85年・川端、86年・長冨の広島以来となる。「小川さんは1年目でもあれだけできることを見せてくれた。見習って一つずつ課題をクリアして、新人王は後からついてきたらいい」

 杉浦の目は、しっかり目標を捉えていた。

 ▼ヤクルト・高津投手コーチ 杉浦は大きいのに体が柔らかい。先発陣に入ってほしい一人。うちは新人が出られるチャンスがあるので新人王の可能性もゼロではない。
 
 ◆杉浦 稔大(すぎうら・としひろ)1992年(平4)2月25日、北海道生まれの21歳。帯広大谷では2年秋からエースを務め、3年夏の北北海道大会は決勝敗退と甲子園出場なし。国学院大では2年春から登板し、通算12勝7敗。最速146キロの直球が武器。1メートル88、82キロ。右投げ右打ち。

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2014年1月23日のニュース