アルプスまで真っ赤 CS第1S突破にファン感激「出来過ぎ」

[ 2013年10月13日 20:08 ]

初のファイナルステージ進出を決めて喜ぶスタンドのファンと広島ナイン

セ・リーグCSファーストステージ第2戦 広島7―4阪神

(10月13日 甲子園)
 敵地甲子園に詰め掛けた真っ赤な広島ファンが歓喜に沸いた。13日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われたプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦で、広島が阪神を7―4で破り、巨人とのファイナルステージ進出を決めた。

 球団初のCSを目に焼き付けようと、普段は左翼席の一角に目立つ赤いユニホーム姿のファンが三塁側アルプス席も埋めた。ナインの躍動と大歓声が絡み合っての快勝に、野村謙二郎監督(47)は「甲子園まで本当に多くのファンが来てくれた。選手は勇気づけられたと思う」と感謝した。

 広島県大竹市から来た23歳の会社員は、ことしのシーズンは観戦した試合が10戦全敗だったとあって「最高の一言。今はカープに一番勢いがある」と大喜び。広島市に住む32歳の事務員は「3位で喜んでいたのに出来過ぎ」と感激していた。

 広島市のマツダスタジアムでのパブリックビューイングには約9千人が集まり、大型映像装置に見入った。勝利の瞬間は興奮に包まれ、広島県呉市の40歳の会社員は「感無量で何とも言えない」と目に涙を浮かべた。27歳の女性ファンは「巨人戦に勝つまで泣くのは取っておく」と、さらなる快進撃を期待した。

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2013年10月13日のニュース