短期決戦男の本領発揮 里崎有効打&5回のリード見事

[ 2013年10月13日 08:31 ]

<西・ロ>6回、2死二塁、レフトへの適時2塁打を放つ里崎

パ・リーグ クライマックスシリーズ ロッテ11-1西武

(10月12日 西武D)
 打線が16安打11得点と爆発し、レギュラーシーズン2位の西武に11―1と大勝したロッテ。スポニチ本紙評論家の田淵幸一氏は、勝利の要因として里崎の存在を挙げた。

 短期決戦では経験がモノを言う。ベテラン勢の活躍が目立ったロッテ。中でも大きかったのが里崎の存在だ。いずれも効果的な追加点に結びついた2本の二塁打に加え、思い切りの良いインサイドワーク。とりわけ5回のリードは見事だった。

 中村の一発で5―1となり、なお1死満塁のピンチ。伊東監督は早めの継投で西野を投入した。この回もう1点でも返されれば、流れは西武に行きかねない。そんな分岐点で片岡にはフォークから入り、カーブ、フォークで1ボール2ストライク。変化球を意識させておいて4球目は内角低めの真っすぐを要求した。これがズバッと決まって見逃し三振に取ると、続く栗山は2―2からフォークと思わせて真っすぐを詰まらせて中飛。これで勝負はあった。

 今季は故障もあって48試合しか出場できなかったが、もともと短期決戦に強いタイプ。いいタイミングで戻ってきたものだ。

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