則本救援テストも裏目…星野監督 怒「執念足りない」

[ 2013年10月6日 06:00 ]

<楽・西>9回、ベンチで厳しい表情を浮かべる星野監督

パ・リーグ 楽天1-2西武

(10月5日 Kスタ宮城)
 楽天・星野監督の声は怒りで震えていた。優勝決定後1勝5敗1分けで、本拠地に戻って3連敗。しかも、CSで対戦するロッテ、西武に負け続けた。

 「こんなんじゃ、クライマックスに勝てない。勝負に対する執念が足りない。ここまでせっかく来たんだ。頂点に立たなきゃいけないんだよ!」。打線は3回以降、2安打と沈黙。今季リーグトップの35度の逆転勝ちを誇る粘り強さはどこにいったのか。指揮官は「ペナントレースでは打てなくても、もっと悔しさが出ていた。勝負なんだよ」と怒りは収まらない。 則本を同点の8回から3番手で起用。しかし、2イニング目の9回、中村に左中間へ決勝ソロを浴びた。CSファイナルステージでは第2戦の先発が見込まれ、その後は救援待機が予想される。9月24日の西武戦(西武ドーム)以来の登板。調整とともに、格好の救援テストにもなった。「ああもう、最悪です」と8敗目のルーキーに対し、指揮官は「(内容は)まあまあだが、勝負弱い。ホームランだけは打たれちゃいけない」と厳しかった。

 西武には9勝13敗2分けで、パ・リーグの球団の中で唯一負け越した。苦手意識を消せないまま、終わった。

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2013年10月6日のニュース