荒木 執念のヘッドスライディング「モヤモヤしていた」

[ 2013年5月8日 21:45 ]

<ヤ・中>6回1死三塁、投手強襲適時内野安打を放ち、ガッツポーズの中日・荒木

セ・リーグ 中日6―5ヤクルト

(5月8日 神宮)
 猛然と一塁へヘッドスライディングをしたベテランは、判定がセーフと分かると、地面を叩いてうれしさを全身で表現した。

 「モヤモヤしていいた」という中日・荒木。5―5と同点の6回1死三塁で、投手を強襲する痛烈な当たり。打球が一塁側に転がると、キャッチした畠山のタッチをかいくぐり、一塁に滑り込んだ。

 「チャンスで凡退していたし、先っぽでも詰まってもいいから(走者を)還したかった」という執念の一打が、負ければ借金10という非常事態を救った。

 打率2割1分4厘。チーム状態と同じく、決して調子がいいとは言えない。それでもまだあきらめるには早い。「まだまだ借金はあるが、1つ1つ返していきたい」と荒木。接戦を制したことで、連敗を止めただけでなく、浮上のきっかけになりうる1勝となった。

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