長嶋、松井氏招き夕食会 安倍首相、公邸で国民栄誉賞祝福

[ 2013年5月8日 22:31 ]

夕食会が終わり、首相公邸を後にする松井秀喜氏

 安倍晋三首相は8日夕、プロ野球元巨人監督の長嶋茂雄、巨人や米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜の両氏を公邸に招いて夕食会を開き、あらためて2人の国民栄誉賞受賞を祝福した。菅義偉官房長官も同席した。

 5日の栄誉賞授与式後に行われた始球式では、長嶋氏が打者、松井氏が投手、首相が球審を務め、集まった観客の歓声を浴びた。出席者によると、夕食会で菅氏が「本気で打つ気だったんですか」と質問したのに対し、長嶋氏は「反射的に」と即答し、笑いを誘った。

 首相が「三振で記憶に残ったのは長嶋さんだけだ」と持ち上げると、菅氏は「敬遠で記憶に残っているのは松井選手だ」とすかさず合いの手を入れるなど終始、和やかな雰囲気だったという。

 首相は夕食会後、都内の私邸前で「大変楽しい夕食会でいろんな話が聞けた。明日、松井さんはニューヨークに帰られるそうだ。これからも野球に関わって活躍してほしい」と感想を述べた。

 夕食会には、巨人の親会社に当たる読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長らが同席した。

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2013年5月8日のニュース