今季2敗目の黒田 苦手球場で一発に沈む「僕の選択ミス」

[ 2013年5月8日 12:40 ]

ロッキーズ戦の6回、渋い表情でベンチに戻るヤンキースの黒田

交流戦 ヤンキース0―2ロッキーズ

(5月7日 デンバー)
 ヤンキースの黒田は苦手とするクアーズ・フィールドで一発に沈んだ。

 標高約1600メートルの高地にあり、空気抵抗が少ないため打球がよく飛ぶとされる敵地での一戦は、ロッキーズの左腕デラロサとの投手戦となり、5回を終えて0―0。黒田は6回2死からラットリッジに中前打を許すと、続くゴンザレスにフルカウントからインコースのツーシームを右翼スタンドに運ばれた。

 「僕の中の選択ミスだった。力勝負にいきたかった。何度も対戦しているし、同じ球では空振りしてくれない」。

 結局、この一発が“致命傷”となり、7回2失点ながら今季初登板だった4月3日のレッドソックス戦目以来の黒星。ここまで4勝1敗と好調だった黒田だが、「この球場は他で投げるのとは全然違う」というクアーズ・フィールドでは過去4度先発し、1勝2敗で通算防御率は6・85。ドジャース時代から苦手としている球場はやはり“鬼門”となった。

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