2年目・宮国プロ初完封!巨人、村田が先制打からイッキ

[ 2012年5月1日 20:39 ]

3回巨人1死一塁、村田が先制の左翼線二塁打を放つ

 プロ野球、巨人―広島4回戦は1日、東京ドームで行われ、巨人は高卒2年目の宮国が広島打線をわずか3安打に抑えてプロ初完封、5―0で快勝し、引き分けを挟んで連勝を4に伸ばした。

 初回、宮国は先頭の梵に左前打を許し、送りバントで1死二塁のピンチを迎えたが、松山を中飛、ニックを見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けた。その裏、巨人は先頭の長野が右翼線二塁打で出塁したが、2番の寺内が送れず、坂本が四球を選んで1死一、二塁から4番・村田の中前打で本塁を狙った長野が憤死。高橋由もニゴロに倒れて、得点を奪えず。

 2回、宮国は広島の攻撃を3人で片づけた。その裏、巨人は2死二、三塁のチャンスに長野が中飛に倒れ、またも先制機を逃した。1、2回ともに広島の中堅手・丸の好守に阻まれた。

 宮国は3回も3者凡退と好投。その裏、巨人は1死から坂本が四球で出塁し、村田の左翼線二塁打で1点を先制。続く高橋由が右翼フェンス直撃安打を放ち、1点。さらに2死二塁からボウカーの中越え三塁打で1点、なおも2死一、三塁から宮国がプロ初安打となる中前適時打を放ち、この回、計4点を奪った。

 宮国は4回も広島の攻撃を3人で片づけた。その裏、巨人は2死から四球と敵失で一、二塁としたが、ボウカーがニゴロに倒れ、追加点は奪えなかった。

 5回、宮国は先頭の広瀬に死球を与えたものの、丸を中飛、党林をニゴロ併設に仕留め、結局、広島の攻撃を3人で終わらせた。その裏、巨人はこの試合初めての3者凡退。

 宮国も6回も3者凡退。その裏、巨人は1死から坂本、村田の連打で一、二塁としたが鈴木が右飛、谷が左飛に倒れ、無得点。

 7回、宮国は2死からニックに二塁打を許したものの、無失点で切り抜けた。その裏、巨人は2死三塁から亀井の右中間への適時二塁打を放ち、貴重な追加点。

 8回を3者凡退に抑えた宮国は9回2死から東出に中前打を許したものの、最後は松山を三飛に仕留め、今季2勝目を完封で飾った。

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