井端、値千金の決勝2ラン「予定外でパニックに…」

[ 2011年11月7日 06:00 ]

<中・ヤ>6回1死一塁、井端が左越え2ラン本塁打を放つ

セ・リーグCSファイナルステージ第5戦 中日2-1ヤクルト

(11月6日 ナゴヤD)
 本気で願えば、バットには執念が乗り移る。0―0。緊迫した展開で決勝点を叩き出したのは中日・井端だった。6回1死一塁。「進塁打を意識して、来た球を打っただけ。予定外のことが起きてパニックに陥りました」。コンパクトなスイングから放たれた打球は、左翼席に吸い込まれた。

 「自分はホームランバッターじゃない。これ以上給料は上がらないんだよ」。シーズンでも本塁打は1本だけ。それでも金額に換算などできない、値千金の一発だった。マウンド上では中3日で先発した吉見が奮闘。二塁の守備位置から、その背中に無言の声援を送り続けた。「今年もピッチャーにおんぶにだっこで優勝できた。短期決戦はどさくさまぎれでもいい。とにかく投手陣を楽にさせたい」。そんな思いが打球に乗り移った。

 7月の出産後初の球場観戦となった明子夫人、長男・巧くんも見守る前での大活躍。日本シリーズではコツコツとつなぐ、仕事人としての本来の役割が待っている。

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