ハリケーン余波 松井15時間“缶詰め”でお疲れ1安打

[ 2011年8月29日 06:00 ]

<レッドソックス・アスレチックス>第2試合の初回、空振り三振に倒れた松井

ア・リーグ アスレチックス3―9レッドソックス、アスレチックス0―4レッドソックス

(8月27日 ボストン)
 ハリケーンに巻き込まれた。アスレチックス・松井秀喜外野手(37)は27日(日本時間28日)、レッドソックスとのダブルヘッダーに臨んだ。ハリケーン「アイリーン」の上陸に備え、28日(同29日)の同戦を急きょ前倒ししてのダブルヘッダーは、降雨中断が3度で計4時間近くにも及び、2試合を終えるのに15時間近くも球場に「缶詰め」となった。松井は第1試合は欠場し、第2試合は4打数1安打。チームも連敗し、試合後の足取りは重かった。

 午後11時37分。クラブハウスから出てきた松井の表情は疲弊し、その口調も乾いていた。

 「何も言うことはありませんでしたね。あしたは(ハリケーンで)試合が難しいでしょうから仕方ない。負けたのは残念だけど、試合ができて良かったのでは…」

 ハリケーン「アイリーン」に備え、28日の試合を前倒しして組まれたダブルヘッダー。同カードは今季これが最後で、ヤンキースと地区優勝を争うレ軍が日程の消化を望んだ背景もあった。しかし予想以上の大雨で試合は3度、計4時間も中断した。第1試合の2度目の中断中にはレッドソックスが球審に降雨コールドゲームとするよう持ちかけたが、審判団が却下。責任審判のティム・マクレランド二塁塁審は「同日に2試合目を行う場合は、必ず1試合目を9回完了しなければならない。09年に一度認められたケースは間違い。大リーグ機構副会長のジョー・トーリ氏(ドジャース前監督)にも電話で確認した」と説明した。

 結局、1試合目が中断を合わせて6時間6分、2試合目が5時間58分。松井がメジャー1年目の03年から帯同しているカーロン通訳が「試合開始が雨で4時間ほど遅れて、翌日午前3時30分に終わったタイガース戦(07年8月24日)と同じくらいきょうもしんどかった」と話せば、ア軍を担当したマクレラン・クラブハウス・マネジャーも「26年目でこんな日は初めて。洗濯機、乾燥機が2台ずつあるけど回しっぱなしだった」とぐったり。2試合で各選手のユニホームは3回、タオルは最低でも300枚以上洗うはめになったという。

 第1試合は休養のため欠場した松井にとっては、「軟禁状態」に近い苦痛。先発出場した第2試合も8回に右前打を放っただけの単打1本で、疲労感だけが残る一日だった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年8月29日のニュース