由規 相手の裏をかく投球が裏目…変化球狙われる

[ 2011年8月29日 06:00 ]

<神・ヤ>7回に先取点を与え、ベンチに戻る由規

セ・リーグ ヤクルト0-1阪神

(8月28日 甲子園)
 0―0の7回。ヤクルト・由規は1死一、二塁から平野に150キロ直球を左前へ運ばれた。痛恨の、唯一の失点。女房役の川本が悔いたのはその直球よりも、走者をためる原因となった試合中盤の配球だった。「変化球に偏ってしまった。もっと直球を交ぜるべきだった」

 由規の投球は通常、直球が約6割を占める。この試合も序盤は最速156キロの直球主体の投球だった。しかし5回、平野に154キロ直球を右前へ打たれたことで、川本は「打者が直球に合わせてきた感じがあった」と変化球主体に切り替えた。この試合の由規はスライダー、カットボールの制球がいつも以上に安定。続く柴田には11球中8球が変化球で、6回も12球のうち直球は4球だけで3アウトを取った。

 しかし7回。多投した変化球を逆に狙われた。藤井彰にスライダー。代打・桧山にカットボールを安打された。1死一、二塁。バッテリー間で迷いが生じ、平野には直球から入った。その初球を決勝打された。偏った配球が命取りとなり「トータルで見てピッチングができていなかった」と由規。そこには好調だからこその落とし穴があった。

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