中日“スミ1”完封リレーで8カードぶり勝ち越し!

[ 2011年8月11日 20:40 ]

7回、代打関本を見逃し三振に仕留め、ガッツポーズする中日先発のソト

 中日は11日、本拠地・ナゴヤDで阪神と対戦し、先発のソトが7回4安打無失点の好投を見せ無傷の4連勝。チームも浅尾、岩瀬とつなぐ万全の継投で初回に森野のタイムリーで挙げた1点を守りきり、8カードぶりの勝ち越しを決めた。阪神は好機であと1本が出ず25回連続無得点となり、貯金もなくなった。

【試合速報】

 中日はソト、阪神は08年ドラフト1位で、プロ初登板初先発の蕭一傑をマウンドに送った。

 先手を取ったのは中日。初回、先頭の荒木がストレートの四球出塁し、すかさず盗塁で揺さぶる。大島のニゴロで三進し、2死後に森野が左中間へ適時二塁打を放ち「いいところに飛びました」と喜んだ。2回も先頭の和田がストレートの四球で出塁も、1死後、堂上直が併殺打。

 3回、蕭は初めて三者凡退に切って取る。

 4回、中日は大島、グスマンの連打で無死一、二塁とし、先制打を放った4番・森野が送りバント。続く和田の浅い左飛で大島がタッチアップするが本塁でアウトとなり、追加点を奪えず。

 阪神は6回、蕭に代え代打・浅井を打席に送る。浅井は三振に倒れるが、続く平野、上本の連打で一、二塁。さらに鳥谷が四球を選び2死満塁とする。だが、新井は三ゴロで得点を奪えず。

 阪神2番手投手は福原。6回、中日は荒木の安打などで2死三塁とするが、追加点は奪えず。7回、阪神は2死から俊介が右前打と盗塁でニ進、藤井彰が死球で一、二塁としたが、関本は見逃しの三振に終わった。

 阪神の3番手投手は小嶋。その裏中日は和田、平田が死球を選び1死一、二塁とするが追加点を奪えなかった。7回を終わってのドアラのバック宙パフォーマンスは、かろうじて着地に成功。浴衣姿で初めて足で立った。

 8回から中日は浅尾をマウンドへ。捕手も谷繁に変更。阪神は先頭の平野が中前打で出塁。続く上本は投前へバントするが、浅尾が二塁に投げる好判断で1死一塁に。鳥谷は左飛。上本は盗塁失敗で、この回も無得点。

 阪神4番手は西村。中日は2死から大島が四球で出塁するが無得点。

 スミ1の1点リードで迎えた9回、中日は1死を取った後、岩瀬をマウンドに送る。ブラゼルに中前打を打たれるが、マートンを併殺に封じ、完封リレーで締めた。

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