マエケンがっくり…7回7安打3失点粘投も8敗目

[ 2011年8月11日 06:00 ]

<広・ヤ>3回1死一塁、前田健はホワイトセルに先制2ランを打たれる

セ・リーグ 広島1―6ヤクルト

(8月10日 マツダ)
 粘投は実らなかった。広島・前田健が7回124球を投げ、7安打3失点。調子が悪いなりに試合をつくったが、打線の援護無く8敗目を喫した。エースは悔しさをにじませつつ振り返った。

 「きょうは制球がよくなかった。本塁打は低め?低めに強い打者もいる。打たれるコースに投げてはダメ。もっと厳しくいくべきでした…」

 3回1死一塁からホワイトセルに先制2ラン。真ん中低めの初球カーブを右翼席へ運ばれた。続く4回にも先頭・宮本に右中間三塁打を許すと、川端には右前打。高めに浮いたファーストストライクを狙い打たれ、あっさり追加点を献上した。

 今季初完封で6勝目を飾った前回2日の横浜戦から中7日。休養十分と言えたが、それが逆にアダとなった。「少し間があいたので調子はよくなかった」。降板前の7回が初の3者凡退。毎回走者を背負いつつ、粘って反撃を待った。

 「攻撃のリズムをつくれなかった。悪いなりにテンポよく投げないと…」

 攻撃陣不発も自らの投球が起因とし、反省の弁を並べた右腕。野村監督は「本人は納得していないと思うが、先発の仕事は果たしてくれた」とねぎらった。ウップンは次回以降晴らすしかない。

 ▼広島・大野投手チーフコーチ(前田健に)全体的に3ボールが多く、彼本来の投球ではない。

続きを表示

2011年8月11日のニュース