「あんな簡単に打たれるなんて」専大玉名 崩れた勝利の方程式

[ 2011年8月11日 13:52 ]

初戦で敗退し、グラウンドを後にする専大玉名ナイン

第93回全国高校野球選手権大会2回戦 専大玉名1―16光星学院

(8月11日 甲子園)
 創部45年目で悲願の初出場を果たした専大玉名だったが、初めての聖地はホロ苦い結果に終わった。

 「つなぐ野球」を目指し、チーム打率・232ながら県大会では少ないチャンスをものにして勝ち抜いたが、この日はここぞの場面で1本が出なかった。初回は2死三塁の先制機で4番高橋が空振り三振。5回に犠飛で1点を返したが、8回には3四死球で1死満塁としながら3、4番が凡退した。

 県大会では6試合中5試合で継投し、「勝利の方程式」だった2投手で計16失点。先発した右サイドの2年生・江藤は武器のスライダーを狙われて満塁弾を浴び、6回途中からリリーフした本格派右腕・園道も光星学院の強力打線の勢いを止めることはできなかった。山本監督は「あんな簡単に打たれるなんて。(相手打線は)想定以上だった」と振り絞るように語った。

 ▼江藤投手の話 (5回2/3で10失点)調子は悪くなかったけど甘いところにボールがいくとすくわれた。(三回の)本塁打の場面もスライダーが甘く入った。

 ▼園道投手(6回途中から救援して6失点)自分が後は抑えようと思ったけど、ストレートがキャッチャーの構えたところにいかなかった。実力不足。

 ▼田中主将(大敗に)甲子園の雰囲気におされて、いつも通りの野球ができなかった。人が多く、相手も強くて圧倒された。

続きを表示

2011年8月11日のニュース