「初回は手が震えた」徳島商・龍田祐 立ち直って1失点完投

[ 2011年8月11日 15:58 ]

藤代戦で先発した徳島商・龍田祐

第93回全国高校野球選手権大会2回戦 徳島商3―1藤代

(8月11日 甲子園)
 初めて踏んだ全国の舞台。徳島商のエース龍田祐は緊張のあまり「初回は手が震えた」という。左中間二塁打と投犠打で1死三塁のピンチを迎え、3番・新の場面で暴投。いきなり1点を失ったが、その後は「まだ回があるので落ち着いて」140キロを超えるストレートを軸に低めの変化球を織り交ぜて藤代打線を封じた。

 7回には自己最速を5キロ更新する148キロを計測し、終わってみれば4安打1失点、9三振を奪っての完投。藤代・菊地監督に「相手投手のボールが自分たちの力を超えていた」と言わしめた右腕が、古豪に2000年以来11年ぶりの夏の勝利をもたらした。

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2011年8月11日のニュース