雄星今度は2回無失点!直球伸びた2軍戦2度目の登板

[ 2010年3月17日 18:01 ]

教育リーグのヤクルト戦で、三振を奪う西武・雄星

 開幕を2軍で迎えることが決まっている西武の大型新人、雄星投手(岩手・花巻東高)は17日、西武第二球場で行われた2軍オープン戦の教育リーグ、ヤクルト戦で8回から4番手で登板し2回を2安打無失点だった。9日以来2度目の登板はスライダーの制球がいまひとつだったが、直球には伸びがあった。課題とする走者を背負っての投球も無難にこなした。試合を見守った渡辺監督は「球数、イニングを見ながらファームで先発で回してもいい」と2軍で先発調整させる方針を明かした。

 同じ失敗は繰り返さなかった。西武の雄星は9日の実戦初登板では走者を背負うと球速が落ち、制球も乱れた。それが2度目のマウンドとなったこの日は本塁を踏ませず、「前回に比べればいいボールもいっていた。少しずつ良くなっている」と手応えを口にした。
 前回よりテークバックを大きくとった。連日のシャドーピッチングで投球フォームを固めた効果は、伸びのある直球に表れた。一方で、スライダーはボール球が多く「ひじの位置が下がったり、投げ方が(直球と)変わる」。変化球でカウントを稼げなければ投球の幅が狭まるだけに、課題として残った。
 開幕は2軍で迎えることが決まっている。この日の投球を視察した渡辺監督は「体力強化と並行してファームで先発で回してもいい」と話した。もともと即戦力と考えておらず、18歳の原石を焦らせるつもりもない。雄星は「まずはファームで結果を出すことが大事」と口元を引き締めた。

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2010年3月17日のニュース