体に詳しくなった五十嵐と“日々ドキドキ”の尚成

[ 2010年3月17日 16:43 ]

 初の米大リーグのキャンプは半分が過ぎた。メッツの五十嵐亮太と高橋尚成は、それぞれの立場で充実した日々を送っている。

 2月20日のキャンプインから休みなしで、16日が初めてのオフ。疲れもたまっていそうだが五十嵐は否定した。米国に来て、体に詳しくなったという。日本と異なりトレーナーはマッサージをしない。そこで、筋肉の仕組みについて書かれた本を買った。英語は読めないが、図解をじっと見つめる。
 「ここを伸ばせば、ここの筋肉がほぐれるとか、ストレッチのこつをつかんだ。蓄積疲労はあるけど、そんなに感じない」。新たな発見の連続が楽しい。
 一方の高橋はシビアな競争にさらされている。15日には15人以上の選手がメジャーのキャンプから外れた。空いたロッカーが寂しげに目立つ。マイナー契約の高橋には人ごとではなく「マイナー行きと言われるんじゃないかと、ドキドキした」。ただ、34歳に悲愴感はない。「日本なら(先発の)ポジションを与えられるが、競争を求めるためにこっちに来た」と表情は明るい。
 18日(日本時間19日)にはそろって登板予定。五十嵐は信頼を得るための、高橋は競争を勝ち抜くための投球が続く。(共同)

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2010年3月17日のニュース