スレッジ弾も冷静「オープン戦働いても誰も覚えてない」

[ 2010年3月17日 17:53 ]

4回、中日の山井(右)からソロを放った横浜・スレッジ

 【横浜5―3中日】悩まされてきた変化球を完ぺきにとらえた。今季、横浜に加入したスレッジが右翼席中段へ豪快な一発。4回、山井の変化球に体勢を崩すことなく振り抜いた。2回にも変化球を逃さず右前打。「タイミングが合ってきているし、シーズンには大丈夫。状態は本当にいい」と笑顔を見せた。

 試合前まで24打数2安打、打率8分3厘。波留打撃コーチは「タイミングが遅れている」と心配していた。調整段階とはいえ、不安が生じないわけはない。「いっぱい打って、何かを変えようと思った」とスレッジ。14日の全体練習前に特打を行い、修正を図った。
 近年の横浜は外国人補強が当たっていない。日本ハムでの2シーズンで43本塁打、157打点と実績のある左打者にかかる期待は大きい。
 昨年のクライマックスシリーズで逆転サヨナラ満塁本塁打を放つなど、勝負強さは折り紙付き。主砲の村田の後を任されるだけに、得点力アップの鍵を握る。「オープン戦でどんな仕事をしても誰も覚えてない。シーズンに向けてやるだけ」と言葉に力を込めた。

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2010年3月17日のニュース