14巡目!大リーグドラフトで日本人外野手指名

[ 2009年6月11日 08:40 ]

大リーグのドラフト会議でナショナルズから14巡目で指名された鷲谷修也外野手

 米大リーグ、ナショナルズは10日、新人選択会議(ドラフト会議)第2日に、2005年の全国高校野球選手権で優勝した北海道・駒大苫小牧高のメンバーの鷲谷修也外野手(20)を14巡目(全体の412番目)で指名した。

 鷲谷は右投げ左打ちで、俊足が持ち味。高校卒業後、カリフォルニア州のデザート短大に進学した。高校時代は現楽天の田中将大投手と同学年のチームメートで、優勝した05年と準優勝した06年の選手権に出場した。
 同州インディオのホームステイ先で指名を知った鷲谷は「気持ちは燃えている。(米国で)技術的にも精神的にも自信がついた。評価されているスピードと守備を生かしたい」と意気込んだ。契約合意後はナショナルズ傘下のマイナー1Aに合流する予定。
 大リーグのドラフトでは、02年にロッキーズがアリゾナ・ウエスタン短大の坂本充外野手を24巡目(全体の711番目)で指名して契約した例がある。

 ▼鷲谷の話 (昨年指名された時は)気持ちの準備ができていなかったが、オフに北海道に戻って多くの人が応援してくれていることを知り、チャレンジを決めた。(米国で)技術的にも精神的にも自信がついた。球団から評価されているのはスピードと守備。これからが楽しみ。マイナーでは困難なことも経験し、頑張ってメジャーに上がりたい。

 ◆鷲谷 修也(わしや・なおや)北海道・駒大苫小牧高では2年生だった05年夏に全国高校野球選手権の優勝に貢献し、06年夏は準優勝。07年秋に米カリフォルニア州デザート短大に進学。中軸で右翼手として活躍し、同州南部の短大などが集まるリーグ戦で今季は3割8厘、3本塁打、21盗塁。右投げ左打ち。180センチ、73キロ。北海道出身。(共同)

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2009年6月11日のニュース