巨人投壊11失点 3連敗じゃ詰まらん6差

[ 2008年9月11日 06:00 ]

<中・巨>6回1死二、三塁、谷繁に2点タイムリーを打たれた越智(左)はガックリ

 【巨人4―11中日】残ったのは疲労感だけだった。11失点の敗戦。奇跡の逆転Vを目指すチームが6月1日以来、3カ月ぶりの3連敗だ。原監督は「現実を受け止めて、また切り替えたい」と沈痛な表情で語った。

 先発・金刃が初回に3失点する乱調も、打線が苦手のチェンから5回までに4点を奪って同点。だがブルペンを支えてきた左右の若手が機能しなかった。チームトップの58試合目の登板となる越智が6回に四球からピンチを広げて2失点。7回は57試合目の山口が一挙4点を失った。「いつもの感じが出せなかった」と越智。山口も「反省点?左打者に打たれたことです」と言葉少なだった。
 前日は打線が低調、この日は投手陣が炎上する悪循環で9連戦はまさかの連敗スタート。試合後、首脳陣は投手陣のテコ入れで金刃、林と久保、野間口の入れ替えを決めた。7カードぶりの負け越しで今季中日戦は12敗目となり、勝ち越しが消滅。5日に3・5差だった阪神とのゲーム差は6に広がった。残りは23試合。逆転Vへ残された猶予は、さらに少ない。

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2008年9月11日のニュース