「悔しいの一言」 松坂、首位奪回ならず

[ 2008年9月11日 06:00 ]

打球処理に向かう際、誤ってひっくり返ってしまった松坂

 【レッドソックス4―5レイズ】何とも悔しい敗戦だった。レッドソックスの松坂は自身の投球で首位奪回はならず。それどころかチームは逆転負けでレイズに差を広げられた。

 「悔しいの一言。僕自身、直球が有効かスライダーが有効かはっきりしなかった。それぐらい(悪い)ボール」。毎回走者を背負う苦しい投球で5回0/3を8安打3失点。102球中41球を投げたスライダーを軸に修正を図ったが、立て直すことはできなかった。
 3回に突如乱れた。先頭の岩村に初球を三塁前へバントされた。「予測していて“待ってました”とうまく反応できたはずだったけど、蹴った足がそのまま滑った」と右足を滑らせてマウンド上であおむけに転倒。幸いケガはなかったが、これでリズムを崩したのか3連続四死球の押し出しと右犠飛で2点、さらに4回にも失点して6回途中で交代。日本人単独トップのシーズン17勝は次回へ持ち越しとなった。
 8回に一度は逆転したため、自身の負けは消えたが結果的にチームは敗れたことが一番つらかった。次回予定は15日、相手は同じレイズだ。「同じ投球は続けられない」。松坂は雪辱を誓った。

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2008年9月11日のニュース