巨人連敗ストップ!阿部チーム救う2ラン

[ 2008年9月11日 18:08 ]

 【巨4-2中】巨人が連敗を3で止めた。同点の7回に阿部の2ランで勝ち越し、8回にも加点した。グライシンガーは粘り強く投げ8回途中2失点で15勝目。後をクルーンが締めた。

あきらめない巨人 3選手入れ替え

 女房役の一振りがチームを救った。巨人は1―1の7回、阿部が右翼席へ15号2ラン。中日に一矢を報い「3連敗だけはできないと思っていたからね」と胸を張った。

 息詰まるような展開だった。毎回のように先頭打者が出塁したが、今季3敗と苦手の山本昌を崩せず、得点は一回の1点だけ。6回には同点とされ、7回を迎えた。

 無死一塁で打席へ。18打席無安打が続いていたが「そのうち出るだろうと思っていた。グライシンガーが頑張っていたので、何とかしたかった」という。カウント1―2から内角の速球を完ぺきにとらえると、打球は高い放物線を描いて右翼席で弾んだ。「いい感触だった。久々に満足のいくスイングができた」と自画自賛。山本昌からは今季2本目の安打だが、1本目も7月15日に旭川で放った3点本塁打だ。

 リード面でも毎回のように走者を背負ったグライシンガーを懸命にもり立て、8回途中からは守護神クルーンとのコンビで追い上げを封じた。首位阪神との差は開いたが、頼れる主将の言葉は「とにかくチームがいい方向に行くよう、協力して頑張りたい」と力強かった。

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2008年9月11日のニュース