ドラフト指名には拒否方針も状況複雑

[ 2008年9月11日 20:20 ]

 田沢の所属する新日本石油ENEOSサイドは、この日の会見前に12球団にドラフトでの指名回避の要望書を送った。田沢の希望をかなえるために会社側も全面支援の姿勢だが、複雑な状況も見えてくる。

 新日石はプロ野球との関係が深い。北京五輪で日本代表のスポンサーを担い、プロにも多くの人材を輩出。大久保監督自身もドラフトを経て近鉄でプレーした元プロ。それだけに「残るENEOSの部員に、今後のドラフトで迷惑がかからないようにしないと…」と苦しい胸の内を明かす。

 前例のない今回の挑戦に「いろいろな圧力でご破算になることは避けたい。田沢は純粋な気持ちでいる。非難の声は、僕が浴びればいい」とまな弟子をかばう。ドラフトで指名された場合でも拒否し、1月末の指名選手の交渉期限日まで待つという。

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2008年9月11日のニュース