永川 球団新の32セーブ!

[ 2008年9月11日 21:29 ]

8回途中から登板し、球団新の32セーブ目を挙げた広島・永川

 【広4―3横】広島は3回、喜田の2号ソロや天谷からの3連続適時打で4点を先制。6回に1点差に迫られた後は小刻みな継投で逃げ切った。8回のピンチから登板した永川は球団新の32セーブ目を挙げた。横浜の借金は今季最多の36。

 広島のリードは1点。8回1死一、三塁。この苦しい場面で投入された永川は「開き直った」。吉村は慎重に攻めた結果、歩かせた。続く金城はフォークボールを外に落として左飛に仕留めた。佐伯にはカウント0―3としたが、威力のある直球を続け二ゴロに。見事に反撃の火を消した。
 9回も締め、昨季自身がマークした球団記録の31セーブを更新する32セーブ目だ。ただ、今の永川は個人記録に興味を示さない。「チームが勝てばいい。去年までは防御率も気にしていたし、セーブ数も欲しかった。でも今はチームがプレーオフを争う状況。記録はどうでもいいんです」
 昨季は7敗を喫するなど、苦しいシーズンだった。それでも「永川は打たれても絶対に言い訳しなかった」と球団関係者は言う。投手陣一の練習量を誇る27歳。たくましい守護神が、クライマックスシリーズ進出を狙う広島の屋台骨を支える。

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2008年9月11日のニュース