オリ ひょっとすれば…サヨナラで4差に

[ 2008年9月11日 06:00 ]

<オ・ロ>9回2死満塁、サヨナラタイムリーを放ったローズ(中)は笑顔でナインと喜ぶ

 【オリックス11―10ロッテ】まるで優勝したかのようだった。ヘルメットを高々と放り投げ、両手を突き上げたローズに向かってナインが突進。土壇場で2点差をひっくり返しての劇勝に喜びの輪はなかなかとけなかった。

 「サイコーデス!これからも勝ち続けて、優勝へ向けて頑張りたい。とにかくストライクがきたら思い切りいこうと思った」。9回2死満塁から右前打したヒーローは興奮を隠せない。
 序盤から激しく主導権が入れ替わった。今季チームを支えてきた中継ぎ陣が打ち込まれても、打線が必死に何度も食らいついた。そして2点差で迎えた9回。四球に単打にバント。必死でつないで主砲のサヨナラ打を呼び込んだ。9回まで先発ではただ1人無安打だったローズは「本当にチーム一丸。最高の戦い方ができたよ」。大石監督も「最後はローズがよく打った。打つ方は最高の勝ち方。1位?またあしたです」と振り返った。
 9月に入って7勝1敗とチームは絶好調。首位・西武との差を4ゲームとした。残り17試合。ひょっとすれば、ひょっとするぞ。オリックスナインの顔はもう“ソノ気”になっている。

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2008年9月11日のニュース