大砂嵐 左膝手術受けていた 初場所休場なら十両陥落も春場所見据え決断

[ 2015年12月6日 09:00 ]

左膝手術をした大砂嵐

 大相撲のエジプト出身の幕内・大砂嵐(23)が左膝半月板の手術を受けていたことが5日、明らかになった。

 西前頭筆頭だった九州場所は2日目に横綱・日馬富士を破ったものの、以前から抱えていた左膝痛を悪化させて14日目に途中休場。5勝止まりで場所を終えた。師匠の大嶽親方(元十両・大竜)によると、3日に都内の病院に入院して4日に内視鏡で約2時間にわたる手術を受け、損傷していた半月板を除去したという。今後は病院でリハビリに励み、早ければ10日頃に退院できる見込みだ。

 次なる初場所(来年1月10日初日、両国国技館)について、師匠は「中途半端には出させない。まだ23歳なのでしっかり治さないといけない。左肩も痛いと言っているし、ちょうどいい機会だ」と休場の可能性を示唆。全休となると十両陥落が濃厚となるが「十両や幕下に落ちてもしっかり治し、力があれば戻ってこられる」と説明した。

 大砂嵐本人もしばらくは治療に専念する意向を示しており、3月の春場所に万全な状態で復帰して念願の三役昇進に向けて再スタートを切る方針だ。

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2015年12月6日のニュース