パナソニックA組全勝対決制し堅首 主将・堀江お手本トライ

[ 2015年12月6日 05:30 ]

<NTTコミュニケーションズ・パナソニック>後半、トライを決める堀江

ラグビー トップリーグ第4節第1日A組 パナソニック35―28NTTコム

(12月5日 熊谷)
 ラグビー・トップリーグ第4節3試合が行われ、A組の全勝対決はパナソニックがNTTコミュニケーションズを35―28で破り、勝ち点20として単独首位を守った。パナソニックは相手の組織ディフェンスに苦戦を強いられながらも、8点差に迫られた直後の後半25分に日本代表フッカーの堀江翔太主将(29)がトライを挙げ、そのまま逃げ切った。また、東芝はリコーに52―7で快勝した。

 主将自らお手本を示した。トライとゴールで8点差に迫られた2分後、堀江はボールを持つと、そのままインゴールへ直進。1人をかわすと真正面の相手は力ずくでなぎ倒し、脚に絡みつかれながらも左手を伸ばしてトライを奪った。最終的には7点差に迫られたが、試合の大勢を決める個人技。「外にスペースはあったが、近場のプレーをしようと言っていた。僕がそれを示そうと思っていた」と振り返った。

 No・8ホラニ龍コリニアシが「抜けそうで抜けない。システムがしっかりしている」と評した相手ディフェンスに、バックスがボールを外に運んでも取り切れないシーンが続いた。その流れを打破する堀江の状況判断が、勝利を大きく引き寄せた。「型にはまりすぎていた。もう少しFWが(より良い)判断をしたい」。3連覇を狙う王者が、若手中心ながら勢いに乗る相手を経験値の差で上回った。

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2015年12月6日のニュース