山口氏 全柔連初の外部会長登用に「一歩前進」と期待

[ 2013年8月12日 19:39 ]

 全日本柔道連盟の山下泰裕理事は12日の常務理事会後、新会長就任が確実な新日鉄住金の宗岡正二会長兼最高経営責任者について「柔道界にいる人の下では、思い切った改革は進まない。(宗岡氏は)火中のクリを拾う覚悟だと思う。それに応える義務がある」と、困難な状況で指揮を執る新会長を支えることを誓った。自身は新体制で副会長となる見込み。

 暴力指導を告発した女子代表選手を支えた全柔連の山口香強化委員も外部からトップを招くことを「一歩前進」と評価。上村春樹会長の早期辞任を以前から求めており「内部にずっといると、みんなお友達になる。改革する時は情が生じて踏み切れないという歴史がある。今回もそれが大きな問題につながった」と閉鎖的な体質をあらためて批判。新会長に対しては「きっちりとしたシステムを構築してほしい」と望んだ。

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2013年8月12日のニュース