松山はショット不調で後退 米シードへ“サンデー英樹”だ

[ 2013年8月12日 06:00 ]

7番、パーパットを外した松山はガックリ

USPGAツアー第95回全米プロ選手権第3日

(8月10日 米ニューヨーク州ロチェスター オークヒルCC=7163ヤード、パー70)
 ショットに精彩を欠いた松山は常にボギーが先行する苦しい展開。4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容で通算3オーバーの38位に後退した。シード権獲得の目安とする25位が遠のき、「まだまだ本調子じゃない。きょうが今の自分の本当の調子だと思う」と悔しさをのぞかせた。

 この日は8ホールでグリーンを外し、パーオン率は55.56%(42位)と3日間で自身最低の数字だった。「風に対処しきれなかったこともあり、距離が合わなかった」。ピン一直線のショットが風の影響により距離が合わず、グリーンの手前や奥のラフにこぼれた。グリーンを外した時のリカバリー成功率も37.50%と低迷。「ショートゲームが足りない。上に行く選手との差かな」と課題を挙げた。

 それでも、25位とは3打差で「きょうはタイガー(ウッズ)もオーバーパーですからね。ピンを指したショットは打てているので」と諦めるつもりはない。今季米ツアーでの最終ラウンドの平均スコアは69.5。10位に入った全米オープンでは最終日に67の大会ベストを出すチャージを見せた。“サンデー英樹”はラストスパートを誓った。

続きを表示

2013年8月12日のニュース