女子100V候補 バプティストがレース前日帰国 薬物使用か

[ 2013年8月12日 06:00 ]

世界陸上

(8月11日 モスクワ)
 女子100メートルの予選(11日)に出場する予定だった優勝候補の一角、トリニダード・トバゴのケリーアン・バプティスト(26)がレース前日となった10日、突然モスクワから帰国してしまった。

 トリニダード・トバゴの地元紙は何らかの薬物に陽性反応を示したと報じており、男子のタイソン・ゲイ(31=米国)に始まったトップ・アスリートの薬物汚染は、女子選手にも広がりを見せ始めた。

 同国代表チームのボイシン監督は薬物違反については言及しなかったが、同じく女子の短距離種目にエントリーしていたシーモイ・ハケット(24)とバプティストの2人が自主的に帰国したことは認めており、今後の動向が注目されるところ。バプティストは11年世界選手権(韓国・大邱)の女子100メートルで銅メダルを獲得し、今季は世界3位となる10秒83をマークしていた。

続きを表示

2013年8月12日のニュース